リジェネラティブ・アーバニズム展ー災害から生まれる都市の物語 三井不動産創立80周年記念事業
リジェネラティブ・アーバニズム展ー災害から生まれる都市の物語 三井不動産創立80周年記念事業 ACCESS

展示構成

本展は、下記の7つの展示要素により構成されております。

1イントロダクション/本展の基本情報

筒状の壁面に、本展の基本譲情報をご紹介しております。

2東日本大震災の経験

プロジェクトの起点となった東日本大震災からの学びと提起を紹介しています。

3リジェネラティブ・アーバニズム

本展のコンセプトとキーワードを大きな壁面に表示しています。

4災害の雲

展示ホール内部、7ちの都市の井戸の上を覆う様に、世界中で発生した災害の記録が表示されています。私たちの世界はこのように多くの災害に直面しています。

57つの井戸が映し出す都市の未来

展示室に配置した井戸のなかには、沿岸部の低地、乾燥した砂漠、強風が吹く森林地帯など、それぞれ異なる気候や地理的条件下に置かれた架空の都市群に、様々な災害のシナリオが投影されています。
このシナリオは、世界各地で猛威を振るう山火事や高潮による被害の実態と相関関係にあります。
7つの井戸群は、そうした恐るべき災害に柔軟に対応し、厳しい自然環境に適応した都市の諸相を物語ることで、リジェネラティブ・アーバニズムの実践方法を伝えていく都市デザインの体験装置なのです。
災害から生まれた7つの都市を旅するように巡りながら、様々な言葉やイメージを組み合わせ、[強靭で/バランスがよく/協調的で/リスクに備え/知的で快適な都市生活を保証する]未来の都市像を思い描いてみましょう。

6この世界を生き延びるために

本展では、災害から生まれる都市の物語を見てきました。世界には、災害のみならず様々なリスクがあります。目の前に広がる世界地図データは、災害、環境問題、人間社会の観点から、私たちを取り巻くリスクの数々を映し出しています。人類は、有限な地球において20万年を生き延びてきました。気候危機から資源をめぐる紛争まで、様々なリスクとして顕在化した自然との軋轢は、私たち自身の生存を脅かしています。差別や貧困などの人間社会が内包する課題は、災害や環境破壊の被害を増大させ、それぞれのリスクは連関しながら、より複雑化した問題を生み出します。

本展で示したリジェネラティブ・アーバニズムは、リスクと共にあるこの複雑化した世界を生き抜き、前に進めていく手がかりになるかもしれません。この指針を携え、自然と調和した都市や文化を作っていく主役は、私たち一人ひとりです。この先も地球上で生き延びられるか、そして未来がより良いものになるかどうかは、それぞれが日常の中で、様々なリスクに向き合うことから始まります。

あなたは、どのリスクを考えていきたいですか?
「考えていきたいリスク」に答えてください。

(下記のフォームより参加できます)
https://forms.gle/CaFKKygaU4zzLL6X7

7「わたす日本橋」〜あなたも参加できる物語

ここ日本橋にも、東日本大震災後の出会いをきっかけに生まれたコミュニティがあります。「わたす日本橋」は、南三陸町、東北と日本橋の橋渡しをして、可能性を、未来へと渡していく場所です。この場所を通じて出会う人と人との繋がりから生まれる物語は、私たちに災害に対応する力をつけてくれるでしょう。
ここでは、「わたす日本橋」に関わる方々の声とともに、このコミュニティの広がりを紹介します。

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