三井不動産創立80周年記念事業  リジェネラティブ・アーバニズム展

東日本大震災の発生から11年が経ちました。巨大地震と大津波、そして原発事故で破壊された東北沿岸部では、今もなお復興に向けた街づくりが続けられています。日本だけでなくいま世界の様々な地域で、自然生態系とヒトの居住環境が重なることから生じる軋轢が、深刻な災害となって人間の暮らしを脅かしています。

震災から4年後、被災地の一つ宮城県仙台市で国連防災世界会議が開催されたことにより、東日本大震災から得た教訓を地球規模のフレームで共有し、災害に強い環境づくりに活かしていく試みが世界各地ではじまりました。その一つが、環太平洋大学協会の11大学が参加する世界的なプラットフォームArcDR3による、災害に強い建築・都市デザインの共同プロジェクトです。
ArcDR3の2年にわたる活動成果を開示する本展では、気候変動が引き起こす高潮や森林火災などの災害に対応する都市生成の新しい概念「リジェネラティブ・アーバニズム」を提起するとともに、その革新的な都市デザインの数々をご紹介いたします。

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